第三十三回 ユロル謎の反転上昇
ユーロドルです
週明けから、いい感じに下がってきたなと思ったら
8月15日木曜日に、意味不明の急騰がありまして
全戻しに近い状態となりました
本来であれば
(米)金融緩和縮小観測
↓
ダウ下げる(株安)
↓
ドル買い(ユーロ安)
となると思うのですが、市場はドル売りで反応しまして
よくわからない感じになっています
もっとも、週末はやや落ち着きまして
3327水準で引けています
ユーロドル日足
チャート的には、レンジ高値圏で
30日高値平均でサポートされた形となります
7月後半に、3200水準で雲を抜けてから
18営業日ほど経過しておりますが
6月高値の更新もありませんので
レンジ継続と考えられます
120日中間価格や120日移動平均
30日、60日の雲が集中するのが
3120~2980水準となりますので
引き続き3100割れを試す可能性が高いです
レンジ突入以降のサポートは
昨年11月の安値と、今年3月の安値を結んだライン
2900水準となりますので
この辺りが安値の目安になると思います
■短期オシレーター分析
7月の安値特異点(L特異点)は、急落の予兆でしたが
2回目の安値更新がなく、未達となっています
今週の下押しは、L特異点のスタート地点となり
次の下押しで、3220水準を下抜けする可能性が
高くなります
■30日乖離率分析
0ラインを抜けてから20営業日上経過しながら
上昇方向のバンドウォークに失敗しており
上昇トレンド復帰は失敗した可能性が高いでしょう
レンジ継続となれば、30日線との乖離を埋める動きから
下抜けする可能性が高くなります
総合的には
6月高値の3410を越えていく場合は要注意ですが
レンジ高値の可能性が高いので
売り場と見てよいと思いますね
高値圏の滞空時間が長かったので
急落もありそうな雰囲気です