参院予算委員会は3日午前、鳩山由紀夫首相と全閣僚が出席し平成22年度予算案に関する基本的質疑をスタートさせた。首相は今後の政権運営について「国民を欺くような政治を決してやってはならない。国民の暮らしが第一だと考えながら歩みたい」と述べた。

 4月以降に行う公益法人や独立行政法人を対象とした事業仕分けについては、枝野幸男行政刷新担当相が「現在のような独立行政法人が必要か検討する必要がある。その結果を踏まえ、制度改革を要するので早ければ23年度予算に影響を与えることができる」と述べ、23年度予算に反映させる考えを示した。

 自民党の林芳正政調会長代理への答弁。林氏に続き、自民党の西田昌司氏が首相と小沢一郎民主党幹事長らの「政治とカネ」をめぐる問題を追及。午後は改革クラブの大江康弘、民主党の平野達男両氏らが質問する。

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