与謝野馨元財務相(71)が来週にも自民党を離党し、新党を結成する意向を固めたことが2日、分かった。自ら共同代表に就任し、新党結成を目指す鳩山邦夫元総務相(61)や平沼赳夫元経済産業相(70)も合流する公算が大きい。すでに与謝野氏や園田博之前自民党幹事長代理(68)を含め現職国会議員7人が参加の意向を固めており、最終的に10~20人規模の保守系政党となる可能性が出てきた。

 「政治とカネ」問題や米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題などで鳩山政権が混迷を続ける一方、自民党の支持率も低迷しており、新党が実現すれば、みんなの党(渡辺喜美代表)と並ぶ第三極として存在感を示すことになる。夏の参院選の結果次第では、政界再編の起爆剤にもなりそうだ。

 複数の関係者によると、与謝野、園田両氏は2日午後、行動をともにする意向を固めている平沼氏、藤井孝男元運輸相(67)と都内の施設で会談。新党結成に向け、詰めの協議をしたとみられている。

 与謝野氏は「文芸春秋4月号」(3月10日発売)に「新党結成へ腹はくくった」と題する論文を発表し、自民党の谷垣禎一総裁に執行部一新を要求してきた。3月31日夜も園田氏らと会い、谷垣氏が要求に応じないならば「離党やむなし」との方針を確認した。

 これに対し、谷垣氏は1日に「参院選で戦っていく骨格である人事をいじる考えは毛頭ない」と述べ、要求を拒否したため、与謝野氏は新党結成の意向を固めたという。

 新党は「安心社会実現」を掲げ、財政健全化や社会保障の充実、日米安保堅持などの基本政策を打ち出す。平沼氏が合流すれば、さらに保守色が強まる可能性が大きい。

 一方、平沼氏は2日午前、記者団に「もう4月なので新しい党を作るのは早ければ早いほどいい」と述べ、「新たな保守勢力の結集」を掲げ、新党を結成する意向を表明。夏の参院選で新人候補の擁立を目指し、元衆院議員や民間人に出馬を打診していることも認めた。与謝野氏との連携には「今の段階では何も言えない」と明言を避けた。

 鳩山氏は2日夜、与謝野氏らの新党結成について記者団に「非常にいい動きだ。以心伝心伝わっているところがある」と述べた。

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