ロドリゴ・タバタっていう選手を知っていますか?
「サントスに輝く日系人スター列伝」 (ワールドサッカープラスより)
サントスはあのペレが60~70年代に黄金時代を築き、2度の世界クラブチャンピオンになった名門中の名門クラブである。そして、サントスはジャポネス(日系人&日本人)と深い関係があるクラブでもある。
80年代、カズ(三浦知良=横浜FC)がウイングとしてブラジル中に知れ渡る活躍をし、Jリーグの開幕前に日本に帰国した。
90年代、サンパウロには日系人のパウリーニョ・コバヤシというストライカーがいた。彼は99年から5年間ギリシャリーグでもプレーした。98年には元日本代表で、昨年引退した前園(真聖=引退)もサントスで短期間プレーをしたことがある。99年には菅原智(前神戸)も在籍した。
しかし、サントスで最も有名なジャポネスは60年代に活躍したカネコ(KANEKO)である。本名アレッシャンドレ・デ・カルヴァーリョ・カネコ。身長169センチの小柄な日系人だった。ブラジルでは彼の独特のフェイントはカネコと呼ばれている。
1968年のサンパウロ州選手権、満員のヴェラ・ベウミーロスタジアム、サントスvsボタフォゴ戦でカネコは非常にトリッキーなプレーを見せた。右サイドで受けたボールを両足ヒールではさみ(ヒールリフトというのでしょうか?)マークしていた相手の頭上を軽々浮かせ抜いた。
当時、サポーターは「カネコをセレソンに!」という声をあげたものだった。セレソンのユニホームに袖を通すことはできなかったが、彼はサントスの後、アルゼンチンのヴェレス・サルスフィールド、ヴェネズエラなどで26歳まで活躍し、伝説のプレーヤーとして名を残した。
そして、2000年代、また一人のジャポネスがサントスに現れた。その名はロドリゴ・タバタ。昨年度全国選手権で地方チームのゴイアスのメンバーとして参戦し、ゴイアスはサントス、パルメイラスなど名門を押しのけて見事3位に入った。タバタは中盤の中心的選手だった。8ゴールをマークしたほか、アシストも決めてチームをバックアップしている。
1980年11月生まれのタバタは現在25歳。1999年19歳の時に、パウリスタ(元鹿島監督のトニーニョ・セレーゾもプレーしたことがあるクラブ)でプロデビュー。その後、サント・アンドレやセアラなど地方チームを中心にプレーしてきた。サントスは13チーム目で、ついにビッグクラブと契約した。
今回の移籍でサントスは保有権の半分を320万ドル(約3700万円)で買ったという。決して安い値段ではない。クラブの期待の大きさが現れている。サントス監督のバンデルレイ・ルシェンブルゴ(前レアル・マドリード監督)も大きな期待を寄せている。遅咲きではあるが、06年タバタのプレーは大きな注目である。
みなさんは「ロドリゴ(ホドリゴ)・タバタ」をご存知ですか?
僕は04年のブラジル全国選手権で見て、すぐにファンになってしまいました。
当時はゴイアスでFKや2列目からの飛び出しなど、再三ゴールチャンスに絡んでいました。
性格もかなりヤンチャらしく、そこらへんもある意味魅力です。
ジーコ監督も注目しているそうで、04年のシーズン終了後にはロドリゴ・タバタに関するコメントも出していました。
日本代表に入ることも可能なんでしょうか?是非見たいです。
今季はサントスに移籍して早くも中心選手として活躍しているそうです。
去年R・マドリーをクビになったルシェンブルゴもそうとうのお気に入りみたいですよ。
日本ではなかなか知られていない選手ですが、これからも応援していきたいと思います。
いつの日か日本かブラジルの代表に選ばれることを願って・・・