ウォー・マシーン:戦争は話術だ! | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ウォー・マシーン:戦争は話術だ!

8点

ブラッド・ピット主演作。

デヴィッド・ミショッド監督とともに2017年5月に来日してPRしているが、劇場公開はされておらず、オンライン配信サイトNetflix専用の映画。無料お試しを使えば今すぐタダで見れるお手軽作品。
なのでまぁ案の定、内容はチープ。

冒頭から緊張感ゼロのコミカルな雰囲気で始まるが、全体的には意外とコメディ要素は少ない。あくまで風刺で戦争を表現したブラックユーモアの世界。ただし取り上げたのはアフガン紛争、題材的にイマイチ感が漂う。
戦闘シーンはほぼ皆無。終盤で取って付けたようなショボい市街戦が出てくるが、
いかにも悲しいBGMに銃殺された子供の死体を出されても、盛り上がりはゼロ。大半は室内での対話シーンばかり、でも英語わからないと面白味は半減。
ブラピの演じるキャラは確かに個性的、けど特に毒もなくどこか中途半端なので、終始魅力を感じることができなかった。

もしかしたら今後主流になるかもしれない配信のみの映画。しかし現時点でこれじゃ、全然可能性を感じることはできなさそう。

 

監督:デヴィッド・ミショッド
出演:ブラッド・ピット、エモリー・コーエン、トファー・グレイス、RJ・サイラー、ベン・キングズレー
2017年  122分
原題:WAR MACHINE