ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

68点
ハリー・ポッターシリーズ完結から5年ぶりに作られたスピンオフ的作品。物語は1作目『賢者の石』の70年前を描いている。
しかし本作、びっくりするぐらいハリー・ポッターと関連性がない。出てくるのはホグワーツ魔法学校くらいで、ほとんど1から話が始まってるのは、逆に初心者にはいい措置かも。
けど全体的にわかりにくいという前シリーズの伝統も受け継いでいる印象。登場人物は多く、固有名詞もポーペンティナやらグリンデルバルドやらイルヴァーモーニーやら、もう名前だけで理解するのが面倒になってくる。
それでもアクションシーンは増えたイメージがあるので、ただボーッと画面を見ているだけでも楽しめる。相変わらず観る手側のツボは心得てる印象。
主人公のエディ・レッドメインはさすがの魅力。でもその他のキャストがいまひとつ地味目に感じられた。まぁ次回作からジョニー・デップが出るそうなので、その辺は改良されていくのかな。全体的には思ったより退屈。
そしてこれ全5部作だそうなので、さすがにあと4作も続くと思うと今からウンザリしたりも。


監督:デビッド・イェーツ
出演:エディ・レッドメイン、キャサリン・ウォーターストン、ダン・フォグラー、アリソン・スドル、コリン・ファレル
2016年 133分
原題:FANTASTIC BEASTS AND WHERE TO FIND THEM