ダーク・ウォーター | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ダーク・ウォーター

60点
2002年に公開された黒木瞳主演の邦画『仄暗い水の底から』を2005年にハリウッドがリメイク。監督は『パリ・ジュテーム』『モーターサイクル・ダイアリーズ』などのウォルター・サレス。主演はジェニファー・コネリー。
若きシングルマザーが一人娘を連れて古いマンションに越してくる。そこで心霊現象が起こる展開。
母と娘の愛情をメインにした、ホラーにしては一風変わった雰囲気。徐々に恐怖心を煽る前半はオーソドックス、しかし意外性だけでなく感動も狙ったクライマックスはやや強引。個性はあるけどアイデア不足も露呈。題材を上手く映像化できなかった印象。
『リング』『呪怨』『着信アリ』など日本のホラーはアメリカで高評価の傾向があるけど、本作は良くも悪くもなく、ほんと普通の出来というイメージ。
もう一つ面白い何かを追加させると大化けした可能性あるだけに惜しい。まぁその「何か」ってのが難しいんだろうけど。

監督:ウォルター・サレス
出演:ジェニファー・コネリー、アリエル・ゲイド、ダグレイ・スコット、ティム・ロス
2005年  104分
原題:DARK WATER