鉄道員(ぽっぽや) | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

鉄道員(ぽっぽや)

70点
1999年の高倉健主演作。監督は『駅・STATION』『ホタル』『単騎、千里を走る』あたりでも健さんと組んだ降旗康男。
予告をちょっと見る限りだと渋めの感動作に見えるけど、実は浅田次郎原作のかなりトンデモ展開ファンタジー。
北海道・架空のローカル線駅「幌舞」で駅長を務める主人公のもとに、謎の少女が訪れる話。
序盤から泣かせる演出と音楽があちこちにバラ撒かれていて、健さんの堅い演技も含めかなり見終わった後はお腹一杯の印象。暇つぶしに気軽に見れる作風ではないかな。
ただ内容自体は単純なので、夜中に日本酒でも傾けながらじっくり見たいタイプ。
不朽の名作というよりは、意外と万人向けの、見やすい洗練されたストーリー。


監督:降旗康男
出演:高倉健、大竹しのぶ、小林稔侍、田中好子、吉岡秀隆、広末涼子、志村けん、奈良岡朋子
1999年  112分