バイロケーション | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

バイロケーション

40点
角川ホラー文庫20周年記念作品。2014年1月に表バージョンが公開、同2月に裏バージョンが公開された。
しかし結論から言うと表と裏は全く同じ作品。裏はラスト後に2分間付け足した映像があるだけ。まぁ詐欺ですね(笑)
さて『バイロケーション』とは「もう一人の自分」。ドッペルゲンガーと似たような意味で、意思を持った「バイロケ」と戦う数人の男女を描く。
アクション、サスペンス色が強い前半はなかなか面白い。緊張感ある音楽も手伝って、導入部はかなり映画に入り込める。
しかし中盤以降は徐々にホラー色が強くなっていき、不条理さが目立つ。内容も難解になってきて、ちょっと面倒な仕上がり。凝りすぎた内容で素直に怖がれないのが残念。
表と裏をそれぞれ1800円払って気合い入れて見た人なら理解できただろうけど、レンタルで200円で見た俺みたいな層はただかったるかっただけかなぁ(笑)


監督:安里麻里
出演:水川あさみ、浅利陽介、千賀健永、高田翔、酒井若菜、豊原功補、滝藤賢一
2014年  119分(表)  121分(裏)