激突!
61点
1971年の、スピルバーグ監督の(ほぼ)デビュー作。日本では劇場公開だったが、アメリカではテレビ放送だったらしい。
平凡な男性がハイウェイでトラックを追い抜いたら、そのトラックに延々追いかけられる展開。
とにかくひたすら単純。主人公がただ追いかけられるだけで、その手法は今見ると逆に斬新に見える。最後まで相手の姿は出てこないので、緊張感も途切れない印象。
原作は短編小説。今だと「世にも奇妙な物語」あたりの題材になりそうな雰囲気。
けどこの映画、オチがないんだな。ただ敵トラックが崖から落ちて爆発してハッピーエンド。運転手の正体も明らかにならない。
その辺の丸投げラストが、こういう古い映画の限界なのかな。