サイド・エフェクト | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

サイド・エフェクト

41点
『セックスと嘘とビデオテープ』『オーシャンズ11』などでお馴染みスティーブン・ソダーバーグ監督のサスペンス。
うつ病の女性が旦那を刺し殺し、嫌疑が薬を処方した精神科医にかかる話。
全編、ソダーバーグらしい作品。よく言えば凝った展開、悪く言えば退屈。
順序立てて殺人事件が起こる前半は単純でハマりやすい内容、しかし理由付けを重ね真相が明らかになる後半は徐々にめんどくさくなってくる。
例えるなら、リチャード・ギア主演の名サスペンス『真実の行方』から裁判を抜いたような感じ、ただ本作ではそれほど驚愕の事実は出てこない。終盤でどんでん返しを期待してると肩透かしを食うね。
確かによく練られた完成度の高い映画なんだけど、それが面白いかどうかは別なんだなぁ。


監督:スティーブン・ソダーバーグ
出演:ジュード・ロウ、ルーニー・マーラ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、チャニング・テイタム
2013年  106分
原題:SIDE EFFECTS