ウルヴァリン:SAMURAI | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ウルヴァリン:SAMURAI

50点
完結したはずのX-MENシリーズ。しかしスピンオフの多いこと多いこと(笑)
さて本作はタイトル通り、ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンの過去に遡る物語。舞台も日本とあっては期待も大きくなるだろう。
しかし結論から言うと残念ながら、その期待ほどの面白さはなかった。
1945年、長崎の原爆投下を井戸に入っただけで逃れた(笑)ウルヴァリンと日本人青年。この2人が現在に再会する展開。
市街地での攻防戦や新幹線上での格闘と、迫力あるアクションシーンがいくつか見られる。
けど緊張感ある場面はごくわずか。ハリウッドとしては相変わらず、勘違いした日本描写が随所に見られ、もはや失笑もできない。真田広之は撮影中になんか突っ込まなかったのかな?(笑)
というわけで、日本が舞台という特色はあまり生かされておらず、となるとストーリーのつまらなさがどうにも目立つ。
主役級で出演している無名の日本人女性2人も魅力不足。日本はこの程度の女優しかいないのか?とか思われると迷惑だなぁ。

監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ヒュー・ジャックマン、TAO、福島リラ、真田広之、スヴェトラーナ・コドチェンコワ、山村憲之介
2013年  126分
原題:THE WOLVERINE