耳に残るは君の歌声 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

耳に残るは君の歌声

26点
泣けそうな題名につられて見たけど、つまんなくて途中でイライラした(笑)
1920年代、アメリカに渡った父親を追い探すロシア人女性の話。
手がかりは1曲の歌。しかしその歌ってのがオペラなんだよなぁ。とにかく全編を支配するオペラのオンパレードにまず閉口。
ストーリーも暗い。主人公(クリスティーナ・リッチ)には次々と不運が降り注ぎ、背景にはナチスドイツのユダヤ人虐殺。ただしこの時代の政治や文化の流れを理解していないとどうもわかりづらい部分が多いため、映画としても不親切な印象がある。
そこそこ豪華なキャストだけど、個々の存在感もあまり生かされていない。なのでジョニー・デップやケイト・ブランシェットが出てきても「だからどうした」感があるんだな(笑)
オペラ好き以外の人にはあまりおすすめできない作品。

監督:サリー・ポッター
出演:クリスティーナ・リッチ、ケイト・ブランシェット、ジョニー・デップ、ジョン・タトゥーロ
2000年 97分
原題:THE MAN WHO CRIED

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