Vフォー・ヴェンデッタ | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

Vフォー・ヴェンデッタ

42点
ウォシャウスキー兄弟はじめ『マトリックス』のスタッフが再結集し、1980年発表の同名コミックを映画化したのが本作。近未来、荒廃したイギリスを舞台にしたSFサスペンス。
第三次世界大戦が終わった後の設定。アメリカが崩壊して混沌とした状態を描く
独裁国家と化したイギリス、しかし具体的な市民の生活は描かれず政治背景も漠然としており、はっきり言ってわかりづらい。
正体不明の仮面男「V」と、ナタリー・ポートマン演じる女性イヴィー。ほとんどこの2人を中心に映画は進んでいくので、題材のわりにはスケールが小さい。
「ヴェンデッタ」とは復讐の意。しかしその理由も明確ではなく、結局は「V」の存在と同じく意味不明。細部まで仕掛けられた謎も、想像力を張り巡らせて柔軟に見た方がいいかも。
予告とか見る分には面白そうだなぁ~と思ったんだけど、予想に反してなんかめんどくさい映画だったな。ナタリー・ポートマンが坊主頭になるなど熱演してるのは見どころ。

監督:ジェイムズ・マクティーグ
出演:ナタリー・ポートマン、ヒューゴ・ウィービング、ジョン・ハート
2005年 132分
原題:V FOR VENDETTA

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