飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲

71点
7月13日公開ですが、一足先に先行で見てきました。
まず最初に一言。この邦題付けた奴に「ふざけんな!」と言いたい(笑)
さて本作は1974年『悪魔のいけにえ』ラストシーンの直後から始まる正当な続編。リメイク版「テキサス・チェーンソー」とは無関係で、そもそもレザーフェイスの名前からして違う。雰囲気も別物だから、冒頭からおそらくファンでも戸惑うと思う。
ストーリーもリメイク版とは違い、過去の軋轢を振り返る展開。なので本作を見る前にオリジナルの『悪魔のいけにえ』は直前に見て、当時の設定を整理しておきたいところ。
グロいシーンの演出はまずまずだけど、いかんせん殺害シーンが少ない。そして大きく変わったレザーフェイスの風貌。迫力ある大男という感じではないため、一見普通のオッサンかと思った(笑)またストーリーを掘り下げた分、レザーフェイスの出番が少なくなったのは残念。こういう殺人鬼ものは手を抜くとみんな『13日の金曜日』に似てしまうんだよなぁ(笑)
クライマックスは意外な方向へ話が向かうがそこは賛否両論になりそう。過去のこのシリーズとは明らかに違うスタンス、ただし正直クオリティ自体はちと落ちている印象。

監督:ジョン・ラッセンホップ
出演:アレクサンドラ・ダダリオ、トレイ・ソングス、タニア・レイモンド、ダン・イェーガー
2013年  92分
原題:TEXAS CHAINSAW 3D

$☆テツコの部屋☆~映画評論館~