ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館

30点
ダニエル・ラドクリフが『ハリー・ポッター』完結後に初めて主演した作品。
19世紀末のロンドンが舞台。ラドクリフ演じる弁護士が遺書探しの依頼を受け、人里離れた田舎町の大豪邸を訪れる。その屋敷で心霊現象に遭遇する話。
ミステリー風味だけど、真相を突き止めるタイプではない。ただひたすら幽霊が現れる展開。
現地の人が歓迎ムードでなかったり、過去の軋轢を隠していたりと、オーソドックスな部分は多いものの、結局意外な事実は特に明らかにならないので、その辺ストーリー上に物足りなさを感じる。
まぁぶっちゃけ脚本が面白くないわけで、幽霊メインで映画を作るなら面倒な設定は省いて、バンバン盛り上げてもよかったのではと思う。妙に落ち着いた作風でストレスがたまる印象。
ラドクリフも、妻を失った子持ちのさえない弁護士、という役柄は全く合っていない。なんでこんな映画に出演させたんだ?
ちなみにロケ地はヨークシャーデールズ国立公園だそう。よくこんな綺麗なとこ見つけたね。見どころはそのくらい。

監督:ジェームズ・ワトキンズ
出演:ダニエル・ラドクリフ、キーラン・ハインズ、ジャネット・マクティア
2012年  95分
原題:THE WOMEN IN BLACK

$☆テツコの部屋☆~映画評論館~