みなさん、さようなら
61点
『アヒルと鴨のコインロッカー』『ポテチ』に続く中村義洋監督&濱田岳主演コンビ作品。2003年の同名フランス映画とは無関係。
時代は1981年で、当時の生活観を色濃く再現している。12歳の時突然、住んでいる団地の敷地内だけで生きていく事を決心した少年の日常を描いた物語。
前半はコミカルでシュール、思わず笑っちゃうようなゆるめの展開。ただし彼の団地から出ない理由が明かされてからは、シリアスで深刻な雰囲気に変わっていく。
なので全体的に見ると、一貫したテーマがどうも感じられない印象。ケーキ屋で働いたり、元同級生と恋をしたり、ブラジル人と交流したり。いくつかのエピソードをブツ切りに描いただけで、ストーリーもどこか中途半端。
一風変わった映画でそれなりに楽しめたけれど、見終わった後まで心に残るほどの個性は感じられなかった。
監督:中村義洋
出演:濱田岳、倉科カナ、波瑠、永山絢斗、大塚寧々、ベンガル
2012年 120分
『アヒルと鴨のコインロッカー』『ポテチ』に続く中村義洋監督&濱田岳主演コンビ作品。2003年の同名フランス映画とは無関係。
時代は1981年で、当時の生活観を色濃く再現している。12歳の時突然、住んでいる団地の敷地内だけで生きていく事を決心した少年の日常を描いた物語。
前半はコミカルでシュール、思わず笑っちゃうようなゆるめの展開。ただし彼の団地から出ない理由が明かされてからは、シリアスで深刻な雰囲気に変わっていく。
なので全体的に見ると、一貫したテーマがどうも感じられない印象。ケーキ屋で働いたり、元同級生と恋をしたり、ブラジル人と交流したり。いくつかのエピソードをブツ切りに描いただけで、ストーリーもどこか中途半端。
一風変わった映画でそれなりに楽しめたけれど、見終わった後まで心に残るほどの個性は感じられなかった。
監督:中村義洋
出演:濱田岳、倉科カナ、波瑠、永山絢斗、大塚寧々、ベンガル
2012年 120分