死霊のはらわた(2013) | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

死霊のはらわた(2013)

36点
1981年の有名ホラー作『死霊のはらわた』のリメイク。当時の監督だったサム・ライミも脚本やプロデュースで関わっている本格的な焼き直し。けど結論から言うと、そのわりに微妙な出来。
4人の男女が森の中の小屋に滞在、そこで「死の書」を発見する話。コミカルな演出は一切無い。
ただなぜか冒頭からビクビク怯えてんだよねぇ。不気味な雰囲気を出すはいいんだけど、過剰に盛り上げすぎの印象。しかもそのわりに、中盤あたりまでは何も起きない退屈展開だし。
全体的には『エクソシスト』『スペル』あたりによく似ている。ようは悪霊が取り憑いて襲ってくるのみ。得体の知れない何かのわりに、武器は刃物やらチェーンソーだったり。確かに血の量は多く映像も今風だけど、元々内容の薄いホラーなので、リメイクしてもストーリー自体は進化させるのが難しい。だとするとオリジナル版が名作だっただけに、物足りなさを感じた人は多いと思う。えっ?こんなもん?みたいな。この程度の悪霊だったらウチの地下室にも棲んでるぞ←えっ(笑)

ちなみに、エンドロール後にあの人が出てきます。

監督:フェデ・アルバレス
出演:ジェーン・レヴィ、シャイロ・フェルナンデス、ジェシカ・ルーカス、ルー・テイラー・プッチ、エリザベス・ブラックモア
2013年  91分
原題:EVIL DEAD

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