ひみつのアッコちゃん | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ひみつのアッコちゃん

29点
ご存知あの少女マンガを映画化。この手の実写化は怪物くんやらこち亀やらで慣れているから、とりあえずもう驚きはない。
内容は完全なオリジナルで原作やアニメとは無関係。魔法のコンパクトで小学生からいきなり大人になった主人公・アッコちゃん(綾瀬はるか)が、大手化粧品会社の乗っ取り作戦に巻き込まれる展開。雰囲気は若い頃のトム・ハンクスが出てた『ビッグ』って映画に酷似している。
全体的にメルヘンチックな展開は抑え目。会社に潜入したアッコちゃんが、小学生視点で仕事をこなし、失敗しながらもトラブルを解決していく構成。筆頭株主に挨拶に行ったり、総会で暴動が起きたり、ストーリー自体は意外と骨太。
ただ時折顔を出す、どうにも幼稚なコメディタッチはアホらしいの一言。子供向けにするのか大人向けにするのか、その辺決められないまま中途半端に完成してしまった印象。
ところで、いつまでたってもカブとよし子さん出てこないなぁ~と思ってたら、魔法使いサリーと勘違いしてた(笑)

監督:川村泰祐
出演:綾瀬はるか、岡田将生、吉田里琴、谷原章介、吹石一恵、塚地武雅、大杉蓮、鹿賀丈史、もたいまさこ、香川照之
2012年  120分

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