サイコ(1998) | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

サイコ(1998)

61点 
アルフレッド・ヒッチコック監督1960年の名作を、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』『エレファント』などでお馴染みガス・ヴァン・サント監督が1998年にリメイク。
セリフもカット割りも、ほぼオリジナルに忠実に作ったそう。はっきり違うのはカラー映像である事と、キャストが違う事くらい。なので名サスペンスならではの緊張感が随所に感じられる。内容は一級品。
ただしどこかイマイチ感が漂うのも事実。例えば犯人役に『羊たちの沈黙』のレクター博士とか『ミザリー』のおばちゃんとか、そういう強烈な個性が感じられないんだな。
他にもいぶし銀の上手い役者をズラリ揃えたのはいいけど、出来上がってみたら主役級がいなかった、みたいな印象。
名作リメイクの難しさを改めて再確認。けど次は『鳥』をマイケル・ベイにリメイクしてほしいんだけど(笑)

監督:ガス・ヴァン・サント
出演:ヴィンス・ヴォーン、アン・ヘッシュ、ヴィゴ・モーテンセン、ジュリアン・ムーア、ウィリアム・H・メイシー、フィリップ・ベイカー・ホール
1998年 104分
原題:PSYCHO

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