ブロークバック・マウンテン | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ブロークバック・マウンテン

65点
『ライフ・オブ・パイ』でアカデミー監督賞に輝いたアン・リー監督の、これは2005年の映画。
舞台は1963年のワイオミング州。広大な大自然「ブロークバック・マウンテン」で羊放牧の仕事をするカウボーイ2人の物語。
非常に美しい映像と音楽。日本ではありえない非現実的な日常を表現したまさに癒しの作品。ただ一つの事を除いて。

リアルな同性愛描写。

2006年のアカデミー賞で本命視されていた本作、しかし蓋を開けてみると主要部門は1つも取れなかったという大惨敗。それはゲイを題材にしたからと言われている。
アメリカで同性愛がどの程度認知されているのか知らんけどね。
けどいっくら景色が綺麗で他にやる事が無いからと言って、男同士で抱き合う事はないと思うんだけど(笑)
内容としては、20年間もの長期を描き差別や親子愛、夫婦愛なども取り入れた奥の深い大作。ただテーマがテーマだけに一歩引いて見てしまうのも事実。これが友情メインだったらまた違った印象だったんだろうけどね。

ちなみにヒース・レジャーは本作でも妻役のミシェル・ウィリアムズと婚約し娘もいるが、結局別れている。この娘がヒースにそっくりなんだよなぁ...

監督:アン・リー
出演:ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール、ミシェル・ウィリアムズ、アン・ハサウェイ、ランディ・クエイド
2005年 134分
原題:BROKEBACK MOUNTAIN

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