ゼロ・ダーク・サーティ | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ゼロ・ダーク・サーティ

49点
2012年の賞レースで旋風を巻き起こした、事実を基にした作品。アルカイダの司令官、ウサマ・ビン・ラディン殺害作戦を描いている。
映画は計画から実行までだいたい8年くらいの長期間、女性分析官マヤ(ジェシカ・チャステイン)を中心に実に丁寧に進行する。
冒頭からしばらくは、複数のアラブ人を拷問する展開。序盤は情報集めに終始。
ただその情報が錯綜、主人公も銃撃されたりして物語も混乱。中盤はダラダラと、しかもわかりずらい構成。
そしていつの間にかビン・ラディンのアジトが判明、クライマックスでやっと殺害計画実行の運び。その時刻がゼロ・ダーク・サーティ「午前0時30分」。
けど夜中なのでとにかく映像が見にくい。真っ暗な中、暗視カメラでほとんど手探り状態。ドキュメントタッチの雰囲気出したいのはわかるけどさ、映画なんだからもっと照明当てろよ(笑)
トータルたっぷり2時間半。そのわりにクリアーになってない部分も多く、どうやってビン・ラディンを見つけたかも結局は定かではない印象。これはさすがに尺の無駄遣いだなぁ。

監督:キャスリン・ビグロー
出演:ジェシカ・チャステイン、ジェイソン・クラーク、ジョエル・エドガートン、マーク・ストロング、クリス・プラット
2012年  157分
原題:ZERO DARK THIRTY
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