ジャンゴ 繋がれざる者 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ジャンゴ 繋がれざる者

80点
試写会で一足早く見てきました。
クエンティン・タランティーノ3年ぶりの監督作品。
1858年のアメリカ南部、黒人差別があからさまに行われている時代背景で、奴隷のジャンゴ(ジェイミー・フォックス)が偶然解放され織り成す物語。
相変わらずのタランティーノ節。2時間45分の長尺の中、魅力的な登場人物たちが長セリフで次から次へと駆け引きをする展開。後半にはアクションシーンもあるが、あくまで個性あふれるキャラクター同士の演技合戦が見どころ。特にサミュエル・L・ジャクソンの怪演はさすがユニーク。
ストーリーは全然違うけど、雰囲気は前作『イングロリアス・バスターズ』からも引き継がれている。クリストフ・ヴァルツの不気味さも健在。次に何が起こるかわからない予想のできない構成は、ファンにはたまらない面白さだろうね。
まぁ今回はわりとオチもきちんとしているし、ディカプリオも重要な役で出てるので、タランティーノ映画が苦手な人もなんとか見れそうな内容。興味がある人は2時間半以上を捨てるつもりでぜひ(笑)

監督:クエンティン・タランティーノ
出演:ジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ、レオナルド・ディカプリオ、サミュエル・L・ジャクソン、ケリー・ワシントン、ウォルトン・ゴギンズ、クエンティン・タランティーノ
2012年  165分
原題:DJANGO UNCHAINED

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