プラトーン | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

プラトーン

87点
1986年製作、巨匠オリヴァー・ストーン監督の出世作。第59回アカデミー賞で作品賞と監督賞を受賞した他、数々の映画賞に輝いた名作。興行的にも世界中で大ヒットしている。
内容はいたって単純。1967年、純粋な大学生テイラー(チャーリー・シーン)が陸軍に志願入隊し、ベトナム戦争に派遣される。そこで現実を直視する話。
戦争の悲惨さよりも、ここでは小隊での醜い内輪揉めがメインに描かれている印象。
どうでもいい些細な事で起こる小さなケンカを中心とした展開は、むしろ身近で感情移入するにはもってこい。
派手な戦闘や爆撃シーンは少ないが、ストーリーの面白さだけで2時間引っ張る手法。しかし最後まで退屈せず見れるわかりやすさ。感動して涙が出てくるようなタイプではないけど、戦争題材としては正統的な佳作。
ちなみにマット・ディロンの弟が出てます。そっくりなのですぐわかります(笑)あと無名時代のジョニー・デップが出てるけど、これはよく見てないと気づかない脇役。

監督:オリバー・ストーン
出演: チャーリー・シーン、トム・ベレンジャー、ウィレム・デフォー、ケヴィン・ディロン、フォレスト・ウィテカー
1986年 120分
原題:PLATOON

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