テッド | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

テッド

55点
クリスマスにテディベアのぬいぐるみを買ってもらった少年ジョン。テッドと名づけ、命が宿るように願い事をすると、翌日から人間のように動きベラベラ喋るようになる話。映画は35歳になったジョン(マーク・ウォールバーグ)と、相変わらず人間と同じように接するテッドとの絆を描く。
大麻をプカプカ吸い売春婦を部屋に連れ込む大人のテッド。可愛い外見とは裏腹で、下ネタとスラングをバンバン放つため映画自体がR-15になっている。見た目の可愛さとは正反対のエロオッサン言動は好き嫌い別れそう。
ただし主人公とテッドとの過去のいきさつはほとんど出てこないので、なぜ二人がこんなに仲が良いのかはイマイチ伝わってこない。物語が薄いから、感情移入まではできずおバカなコメディの域を出ていない印象。
なぜか80年代のテイストがあちこちに散りばめられており『フラッシュ・ゴードン』の主役の人まで出演。また終盤で歌姫ノラ・ジョーンズも本人役で出ている。
笑える仕掛けは『ズーランダー』あたりに通じる凝ったものがあるけど、ぶっちゃけ内容そのものはあまり面白くないので、過度の期待は禁物。

監督:セス・マクファーレン
出演:マーク・ウォールバーグ、ジョヴァンニ・リビシ、、ノラ・ジョーンズ、セス・マクファーレン(声の出演)
2012年  106分
原題:TED

$☆テツコの部屋☆~映画評論館~