ジャッキー・ブラウン | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ジャッキー・ブラウン

36点
『レザボア・ドッグス』『パルプ・フィクション』で一躍注目を集めたクエンティン・タランティーノ監督第3作。
ただし結論から書くと、彼の映画の中では最も出来が悪い。
相変わらずの犯罪題材。けどまず主役パム・グリアーに魅力がないのが致命的。他の登場人物にもそれほど魅力は感じられず、しかもまた2時間半超。最初から何か見る気失せるんだな。
今回はどちらかと言うと正統派なアクション/サスペンス。人間関係や駆け引きなど、練りこまれた構成はキッチリ見てないと理解できないんだけど、その肝心のストーリーがあまり面白くない。誰でも途中で飽きそう。
刺激的描写も抑え目で、退屈な場面が延々続く印象。これは期待外れの一言。
唯一の見どころはロバート・デ・ニーロの情けないキャスティング。よくこんな役引き受けたなぁ。最初デニーロとは思わなかった(笑)

監督:クエンティン・タランティーノ
出演:パム・グリアー、サミュエル・L・ジャクソン、ロバート・デ・ニーロ、ブリジッド・フォンダ、マイケル・キートン、クリス・タッカー、ロバート・フォスター 
1997年 155分
原題:JACKIE BROWN
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