ディセンバー・ボーイズ | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ディセンバー・ボーイズ

30点
ハリーポッターでおなじみダニエル・ラドクリフが、2007年に出演した青春作。
撮影は『炎のゴブレット』と『不死鳥の騎士団』のわずかな合間に行われたそう。しかし結論から言うと、急いで完成させたわりに大した映画じゃない。
時代は1960年代、南オーストラリアのカンガルー島が舞台。孤児院の4人が浜辺の家で暮らす展開。
風景はメチャ綺麗で、60年代の模様が上手く表現されており雰囲気は『スタンド・バイ・ミー』を彷彿させる。映像の完成度は高い。
ただし物語が平坦。特に大事件が起こる事もなく、子供たちの心情もあまり深く描かれていない。かと言ってリゾート地でまったり楽しく過ごしてるってわけでもないんだな。ぶっちゃけヒロイン役の子もブスだし。
ようするに、ハリー・ポッター以外のラドクリフを魅せたかっただけの映画。
彼がこの先ものすごい大俳優になったら希少価値が出るかもしれんが、今の段階では何の印象もない退屈映画。

監督:ロッド・ハーディ
出演:ダニエル・ラドクリフ、クリスチャン・ベイヤーズ
2007年  105分
原題:DECEMBER BOYS

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