リンカーン/秘密の書 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

リンカーン/秘密の書

38点
第16代アメリカ大統領エイブラハム・リンカーンが、実はヴァンパイアハンターだったというトンデモ設定。
製作はティム・バートン。とりあえず金だけはかけた様子で、映像は文句なし。
ただその話のくだらなさはもう予想通り。
少年期、青年期、そして大統領期の3つの時代を描いているけど、リンカーンがどうやって大統領になったかは全く関係なく、ただ吸血鬼軍団との争いが焦点。
しかし軍団と言ってもほとんど単体で襲ってくる場合が多いので、迫力は薄い。リンカーンも軽快に斧をブンブン振り回して戦うのがなんか違和感。
ホラーというよりはSFアクションの様相が強いがグロ映像もかなり入っている。そして終盤はなぜか戦争を背景に仰々しい展開。ただしクライマックスは狭い列車の中でのショボい格闘で締め。色んな要素を詰め込むも散漫な印象は否めず、進行も意外と退屈。キャストも魅力ないしね。
次はケネディがゾンビと戦う映画作ってくれ(笑)

監督:ティムール・ベクマンベトフ
出演:ベンジャミン・ウォーカー、ドミニク・クーパー、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、アンソニー・マッキー
2012年  105分
原題:ABRAHAM RINCOLN:VAMPIRE HUNTER

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