愛と誠(2012) | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

愛と誠(2012)

48点
1973年の名作マンガで過去に何度も映画化・ドラマ化されている有名題材を、三池崇史監督が独自の切り口でリメイク。
内容は同じ三池監督の『クローズZERO』に似たケンカ中心の構成。しかしミュージカルの要素やコメディタッチの進行など、はっきり言って既存の『愛と誠』とは全く別物。
ただアニメを交えたり出演者に歌わせたり、その大胆な演出は素直に面白い。
けど1人1曲しか歌わないのは残念。妻夫木と武井には3~4曲歌わせてもよかったのでは。
それと何より、これ明らかに134分は長すぎる。どうでもいい長セリフが多く、完全に映画が間延びしており、中盤から終盤にかけてはもう眠くなる一方。斬新な演出は映画全体には効いておらず、無駄な部分が多すぎ。
これ90分以内にまとめたらものすごくいい作品になってたと思うけど。

監督:三池崇史
出演:妻夫木聡、武井咲、斉藤工、大野いと、伊原剛志、余貴美子、安藤サクラ、市村正親、一青窈
2012年  134分

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