僕等がいた 後篇 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

僕等がいた 後篇

45点
前篇の1ヶ月後に劇場公開された後篇。ここはちとネタバレ。
今回は大学~社会人編なので、前篇で感じられた年齢的違和感はない。
雰囲気はやや暗め。身内の不幸によって生じた、遠距離恋愛のすれ違いを描いている。
人間関係としては、登場人物全ての心情に決着を付けた構成、ストーリー的にはとりあえず納得。前篇のラストで七美が言った一言は大嘘だったけどねw
しかし正直、主人公カップル2人が別れるような明確な理由はなく、ただ漠然と離れていった印象。そういう事って現実ではよくあると思うけど、映画の展開としてみたら、別れ→再会の流れがうまく表現できなかった感が強い。もっとベタに劇的なクライマックスが見たかったなぁ。
その辺泣ける泣けると思わせながらも、結局最後まで大して泣けずの締め。これ前後篇合わせて240分真面目に見た者としては正直きつい(笑)

監督:三木孝浩
出演:生田斗真、吉高由里子、比嘉愛未、高岡蒼佑、本仮屋ユイカ、麻生祐未
2012年  121分

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