ニュースの天才 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ニュースの天才

49点
実在する25歳(当時)の若き天才ジャーナリスト・スティーブン・グラスが、1990年代後半に起こした記事ねつ造事件を描いた作品。
最初はうまく行っているため調子に乗り、徐々に嘘をつく。そして嘘を隠すためにまた嘘をつき気がつくと収拾がつかなくなっている流れ。ジャーナリストの嘘は怖いからね。
主人公のスティーブンは若さのため社会や会社組織の厳しさがわかっておらず、最後は謝れば済むと思っている。そんな彼の態度を見ると、過去の自分に照らし合わせたりしてしまったりとやや心が痛む部分も。普段から責任ある言動をとりたいもんです。
主役はヘイデン・クリステンセン。本作は彼が『スター・ウォーズ』のエピソード2と3の間に出演した唯一の映画だが、アナキン・スカイウォーカーとは全く別の役づくり。その辺も含めなかなか見ごたえのある力作となっている。けっこう堅い話なので途中眠くなるけど。

監督:ビリー・レイ
出演:ヘイデン・クリステンセン、ピーター・サースガード、クロエ・セヴィニー、スティーブ・ザーン、ロザリオ・ドーソン
2003年 94分
原題:SHATTERED GLASS

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