101日 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

101日

28点
ホラーでありがちなタイトルだけど、原題とは無関係(笑)
映画としては珍しい、クロアチア製作の作品。風刺の効いた戦争描写はなるほどクロアチアっぽいのかな~と思わせる展開。
テレビ番組の企画で、地下室に180日閉じ込められて暮らす6人の男女。その間外では本当に戦争が始まっていたという話。
題材は確かに面白いんだけど、物語はほとんど主人公の番組プロデューサーが中心。彼の同僚や家族との退屈な人間模様が延々続くだけ。
低予算のためか、戦争を思わせるシーンはごくわずか。あとは室内でのやりとりばかりで、あまりにも画が地味、緊張感がなさすぎる。
エンディングだけはもの悲しい音楽が流れ、なにやら妙に雰囲気を盛りあげる構成。アイデアは悪くなかったものの、経験の無さを露呈してしまったのは惜しい。お金かけてリメイクしたら良作になるかも。

監督:ネヴィオ・マラソヴィッツ
出演:スヴェン・メドヴェセク、ナターシャ・ドルチッチ
2010年  82分
原題:SHOW MUST GO ON

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