アベンジャーズ | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

アベンジャーズ

63点
全世界で『アバター』『タイタニック』に次ぐ歴代3位の興収を記録した超話題作。
マーベルコミックで活躍するヒーローが、一堂に介し敵と戦うという非常に豪華な映画。ただ思い切り期待して見ただけに、少々肩透かし。
まず世界観が、一番面白くなかった『マイティ・ソー』をメインにしているため、冒頭からなにやらダークでややこしい。大ボスのロキも迫力不足。
錚々たるメンバーのわりに、最初は1人1人地味に集まってくるアベンジャーズ。中盤まではあまり戦わずチマチマ話合ってるだけで、思いのほか退屈な部分が長い。中途半端にストーリー重視も奥深さはあまり感じられない印象。
ラスト30分でようやく過激に盛り上がる展開。けどこれだけで「日本よ、これが映画だ!」みたいな触れ込みは大げさすぎ。アメコミファンが見れば大興奮かもしれないが、普通の映画好きを唸らせるほどの痛快さはない。
ところでアベンジャーズといえば『アイアンマン』『キャプテン・アメリカ』『マイティー・ソー』『インクレディブル・ハルク』の融合だと思ってたんだけど、大した能力のないジェレミー・レナーとスカーレット・ヨハンソンが混ざってるのには違和感。

監督:ジョス・ウィードン
出演:ロバート・ダウニー・Jr.、クリス・エヴァンス、クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナー、サミュエル・L・ジャクソン
2012年  143分
原題:MARVEL'S THE AVENGERS

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