ネイビーシールズ | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ネイビーシールズ

37点
ビン・ラディン殺害作戦も実行したという米海軍の特殊部隊「ネイビーシールズ」のミッションを追った作品。
以前チャーリー・シーンでも映画化されたが、今回のキャストは実際に軍に従事する兵士が出演している。つまり「本物」ということ。
しかし物語自体はフィクション、となると正直内容は甘く感じられる。
確かにネイビーシールズの戦闘力は凄いのかもしれないが、こうして映画で見てみると、正直今どきの派手なアクション映画に比べたら特に秀でた部分は少ない。
ストーリーも薄い。テロに手を染めた敵、家族を愛する味方兵、どちらの背景も深くは描かれておらず、単に命令を遂行し戦っているだけの印象。事実っぽさをアピールしたためかカメラワークも雑で映像も見づらい。んで結局ラストはお決まりのアメリカ万歳だしね。
結局は作り物。目の肥えた戦争映画ファンを唸らせるクオリティとはいかなかった印象。

監督:スコット・ウォー
出演:ロセリン・サンチェス、ジェイソン・コットル、アレックス・ヴィードフ
2012年  110分
原題:ACT OF WAR

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