幸せへのキセキ | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

幸せへのキセキ

50点
妻を亡くした男性が、ひょんな事から動物園のオーナーになる話。コラムニスト自伝の映画化。原題は「WE BOUGHT A ZOO(動物園経営)」。
実話を元にしているが、ストーリーは現実味が非常に薄い出来。ここからちょいネタバレ。
その場の思いつきで動物園を買い取る主人公。しかし素人経営の難しい部分はほとんど無視して話は進む。基本的なエサやりやフンの始末すら描かれず、起こる事といったらただ虎が病気になって熊や蛇が逃げ出す程度。いくらアメリカンとは言えこれでは能天気すぎるだろう。
物語は終始、主人公演じるマット・デイモン視線で進んでいるため、3人家族の絆もテーマのひとつ。けど特に事件が起こるわけでもなく、長男が軽く反抗してるだけで大騒ぎするこっちゃない。
資金難の問題もいつの間にか解決しており、大して努力してないように見えるのに気づいたら園は大盛況。ラストは同僚女性とディープキスしてハッピーエンドではさすがに釈然としないものが残る(笑)

監督:キャメロン・クロウ
出演:マット・デイモン、スカーレット・ヨハンソン、エル・ファニング、トーマス・ヘイデン・チャーチ、パトリック・フュジット、コリン・フォード、マギー・エリザベス・ジョーンズ
2011年  124分
原題:WE BOUGHT A ZOO

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