はやぶさ/HAYABUSA | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

はやぶさ/HAYABUSA

43点
2010年の小惑星探査機「はやぶさ」地球帰還を受けて、2011年になぜか4本も作られたはやぶさ名義映画の1つ。監督は『20世紀少年』『BECK』の堤幸彦。
本作は、宇宙科学研究所に偶然誘われた女性従業員(竹内結子)視点で進む。
基本的に教育チャンネルで放映するような内容。けどやはり一応大作映画。西田敏行や高嶋政宏など個性的でユニークなキャラクターを揃えており、極力退屈しないような構成にはなっている。ただ人間ドラマは控えめで、各人の背景やエピソードは薄くしか語られていない。主役はあくまで「はやぶさ」。
しかし宇宙や小惑星の壮大な描写よりも、むしろ機械の構造や探査機のメカニズム説明が中心となっているため、確かにわかりやすい内容ではあるがぶっちゃけ興味を持てるものではない。
これが学校の授業だったら面白かっただろうが、140分の娯楽映画にしてみたらかなり地味に感じられる。

監督:堤幸彦
出演:竹内結子、西田敏行、佐野史郎、高嶋政宏、鶴見辰吾、筧利夫、山本耕史
2011年  140分

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