世界侵略:ロサンゼルス決戦 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

世界侵略:ロサンゼルス決戦

70点
最近流行の、エイリアン侵略映画。
雰囲気は『第9地区』に似ている。手ブレの目立つラフな撮影だが映像は迫力アリ。
地上戦、市街戦が中心で、エイリアンもなかなか姿を見せないため、SFというよりはほとんど通常の戦争映画と変わらない描写が手に汗握る。
ただ戦闘を前面に押し出しているため、ストーリーが若干薄く感じられる。終盤で1人1人仲間が死んでいく場面もどこか唐突でわざとらしく、登場人物への思い入れが生まれてこない。興奮はできるけど感動はない、結果的にあまり心に残らないタイプの作品になってしまった。
この手の題材としてはかなり面白かっただけに、人間関係の表現の甘さが残念。いい映画を作るのって、やっぱり難しい。

監督:ジョナサン・リーベスマン
出演:アーロン・エッカート、ミシェル・ロドリゲス、ニーヨ、ラモン・ロドリゲス
2011年  116分
原題:BATTLE:LOS ANGELES

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