SOMEWHERE | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

SOMEWHERE

56点
『ロスト・イン・トランスレーション』『マリー・アントワネット』でおなじみ女性監督のソフィア・コッポラ作品。
架空のハリウッド人気俳優ジョニー・マルコ。彼の日常生活を単純に描いただけの物語。映画は非常に不器用に、そして淡々となかばドキュメントのように進む。
フェラーリを乗り回し女とヤリヤリ、パーティで飲んだくれ、別居中の娘を呼んで贅沢しまくりの主人公。しかしさんざん遊んだ後一人になって虚しさに襲われ涙する自分勝手さ。その辺『ロスト・イン・トランスレーション』に通じる金持ちの自己中心的思想が感じられる。そんなにハリウッド俳優業が虚しいなら俺がいつでも代わってやるのに(笑)まぁソフィアさんお得意のセレブ人間描写といったところか。
ただ映画としては常識の範囲内。どうせやるなら逆にもっと派手にバンバン金使って豪遊する場面が多く見たかったな。
それと主演の人、地味すぎ。

監督:ソフィア・コッポラ
出演:スティーブン・ドーフ、エル・ファニング、ミシェル・モナハン
2010年  98分
原題:SOMEWHERE

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