バベル | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

バベル

84点
第79回アカデミー賞で、日本の菊地凛子が助演女優賞にノミネートされて話題になった作品。
時間軸を前後させ、4つの別の物語が徐々に交わっていく展開。舞台はモロッコ、メキシコ、カリフォルニア、そして東京を交互に描いている。
題材のわりにストーリーは非常にわかりやすい。一見無関係の各エピソードがリンクしていく過程はまさに絶妙で、レベルの高い原案には思わず脱帽。
しかし映画の構成上、せっかく盛り上がってきた所で他の場面に切り替わってしまう事が多いのが残念。不必要な演出が映画を退屈にしてる部分も否めない。長所と欠点がはっきりしており評価も人それぞれで思い切り別れそうな映画。
さて注目の菊地凛子、出番はブラピより多いくらいだが目をそむけたくなるほどメチャ辛辣な役どころ。けど実は4つの物語とは接点がなかったりする(笑)

監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
出演:ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、菊地凛子、役所広司、エル・ファニング
2006年 143分
原題:BABEL

$☆テツコの部屋☆~映画評論館~