モンスターズ/地球外生命体 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

モンスターズ/地球外生命体

79点
「無名監督がわずか1万5千ドルの製作費で作った」との触れ込みのエイリアン映画。ホントかよ(笑)
しかし完成後に数々の映画祭で注目を浴び、各地でけっこうな話題となったらしい。
地球外生命体が日常的に出没するようになったメキシコ。主人公カメラマンが社長の娘を助けて、2人で危険地帯を通りアメリカに向かう話。
なるほど低予算だけにあまりモンスターは出てこない。ただ男女がジャングルを冒険しながら目的地を目指すサバイバル的展開は素直に面白く感じられる。派手なアクション、戦闘シーンは皆無だが、2人のやりとりを中心に人間模様を描いた構成はなかなか良いアイデア。製作費が足りなかったのが逆にケガの功名となったのかな、意外な佳作に仕上がった印象。
映画はお金をかけなくても良いものができるって事を証明した貴重な作品。ただ1万5千ドルは嘘だろ(笑)

監督:ギャレス・エドワーズ
出演:スクート・マクネイリー、ホイットニー・エイブル
2010年  94分
原題:MONSTERS

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