レイルウェイズ【RAILWAYS】49歳で電車の運転士になった男の物語 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

レイルウェイズ【RAILWAYS】49歳で電車の運転士になった男の物語

87点
49歳の大企業役員が、母親の病気と同僚の死をきっかけに、子供の頃からの夢だった鉄道運転士の仕事へ転職する話。実話が基らしい。
実に教科書通りの展開。島根の田舎でののんびりした風景と地元の人とのふれあいが中心の構成。悲しい出来事やいくつかの挫折も描かれているが、最終的に爽やかな感動でまとめる手法。
例えば田舎と東京を往復する事による家族のすれ違いや、鉄道員へ転職する事で大幅に給料が下がる事などにも触れられてはいるものの、そういうデメリットを乗り越えラストはめでたしめでたし。人生こんなうまくいったらみんな会社辞めて田舎で就職するんだろうなぁ。
さてこの理想郷がどこまでが実話なのかは知らないが、映画としてはこのハッピーエンドはアリだと思う。俺もこの映画を見て運転士を目指そうとは・・・・思わないけど(笑)ただここの物語には素直に感動できた。

監督:錦織良成
出演:中井貴一、本仮屋ユイカ、高島礼子、奈良岡朋子、橋爪功、三浦貴大、宮崎美子、遠藤憲一
2010年  130分

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