ﾏﾈｰﾎﾞｰﾙ

32点
ｱﾒﾘｶ・ﾒｼﾞｬｰﾘｰｸﾞの強豪ﾁｰﾑ、ｱｽﾚﾃｨｯｸｽの2001、2002年ｼｰｽﾞﾝを、ｾﾞﾈﾗﾙﾏﾈｰｼﾞｬｰ(GM)視点で描いた作品。主演はﾌﾞﾗｯﾄﾞ･ﾋﾟｯﾄ。
2011年には松井秀喜が所属して日本でもお馴染みになったこのﾁｰﾑ。しかし本作は試合でも選手でもなく、あくまでﾌﾞﾗﾋﾟが中心。
貧乏球団のため高い金は出せずに選手を獲得する主人公GM・ﾌﾞﾗﾋﾟの手腕。けどやたら出塁率にこだわるだけで一時の感情に流されやすい性格。冷静なﾃﾞｰﾀ分析は部下のﾌﾞﾗﾝﾄに任せっきりで、正直部下がいないと何もできないんじゃないかと思う場面もちらほら。
とりたてて驚くような補強はしてないのに、気が付くと絵に書いたような20連勝。なぜこのﾁｰﾑが強くなったのか、明らかにこの映画では描き足りていない部分が多い。
ｽﾄｰﾘｰ自体も劇的な進行はなく、野球好きな人もﾌﾞﾗﾋﾟ好きな人もかなり物足りなさを感じたはず。もしﾌﾞﾗﾋﾟがﾄﾞﾗｯｶｰのﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄを読んだらこうなるのかな(笑)

監督：ﾍﾞﾈｯﾄ･ﾐﾗｰ
出演：ﾌﾞﾗｯﾄﾞ･ﾋﾟｯﾄ、ｼﾞｮﾅ･ﾋﾙ、ﾌｨﾘｯﾌﾟ･ｼｰﾓｱ･ﾎﾌﾏﾝ
2011年　　133分
原題：MONEYBALL