漫才ギャング | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

漫才ギャング

29点
『ドロップ』に続く品川ヒロシ監督作品。本作も、今が旬の活きのいい役者を揃えている勢いのある映画。
しかし今回はその勢いよりも欠点があれこれ目立つ。
偶然芸人と知り合ったヤンキーが漫才師を目指すストーリー。ただその題材から暴力描写が無駄に多く、やられたらやり返す世界は見ていて気分がいいものではない。結局最後まで引っぱったわりには、相手ギャング団との抗争エピソードも不完全燃焼だしね。ピース綾部の存在も中途半端。コイツ重要キャラだったの?(笑)
137分という時間も明らかに長い。不必要な長セリフが多く映画全体が間延びしている。退屈な時間帯がダラダラ続く感じでもう役者の魅力だけではカバーできなかった印象。これは監督の責任だねぇ。
品川はもう人気俳優ばかりに頼らない方がいい。まだ監督続けるつもりなら、次は無名俳優集めて映画作った方が実力がわかっていいと思うのだが。

監督:品川ヒロシ
出演:佐藤隆太、上地雄輔、綾部祐二、石原ひとみ、宮川大輔、新井浩文、秋山竜次、成宮寛貴
2011年  137分

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