メタリカ 真実の瞬間 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

メタリカ 真実の瞬間

43点
まずこの映画、メタルに興味のない人には何ら見る意味のない作品なのであしからず。

全世界で9000万枚以上アルバムを売り上げたモンスターバンド、メタリカ。彼らが2003年に発売した8枚目のアルバム「St.ANGER」がどのように作られたかを描いたドキュメント作品。映画はレコーディングを中心に、ジェイムズとラーズのケンカをはじめバンド内の確執が赤裸々に収められている。
過去のメンバー、ジェイソン・ニューステッドやデイブ・ムステインもインタビューに答えているほか、バンドの家族も登場。奥さんや子供もバッチリ顔を出している。今は亡きクリフ・バートンの時代など、過去の映像もそれなりに網羅しており、ファンは見て損はない内容。
しかしドキュメントのわりにヤラせ臭い部分も多い。思ったほど大きな衝突があるわけでもなく、このくらいで「バンド解散の危機」は少々大げさ。
またナレーションがないため一つの作品としてクオリティは決して高くない。なのでメタリカにちょっとだけ興味アリ、って人にはおすすめできない。
こういうのは日本のNHKあたりに作らせたほうがレベル高いよね(笑)

監督:ジョー・バーリンジャー、ブルース・シノフスキー
出演:メタリカ、ボブ・ロック
2004年  141分
原題:METALLICA:SOME KIND OF MONSTER

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