七瀬ふたたび | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

七瀬ふたたび

38点
原作は筒井康隆の代表作。1972年に発表されたSF小説。過去に何度かドラマ化された事はあるが、今回初めての映画化。
超能力を持つ男女が偶然知り合い、敵と戦う展開。
しかしぶっちゃけ、小説版もくだらない描写が多いため、こうして映像化しても幼稚な部分が目立つ。
本作は時間軸を前後させた構成。しかもテレパスの中にタイムスリップをする女性がいるためはっきり言って話がややこしい。現在過去未来がごっちゃになってしまった印象。
クライマックスでは派手に殺しあう双方だが、そもそもの目的が曖昧なため、なぜここまで戦うのかも明確に伝わってこない。
筒井康隆の小説は意外とバカバカしいのが多いからねぇ(笑)

監督:小中和哉
出演:芦名星、佐藤江梨子、ダンテ・カーヴァー、今井悠貴、田中圭、平泉成、大杉蓮、吉田栄作
2010年  105分

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