ネスト | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ネスト

56点
ケビン・コスナー主演のサスペンスホラー。
郊外の一軒家に引っ越してくる3人家族。そこで不可思議な現象に遭遇する話。序盤の雰囲気としてはM・ナイト・シャマラン監督の『サイン』あたりに似ている。
田舎の大きな屋敷で起こる超常現象が題材というあたり、サスペンス作品として非常にありがちな展開。まぁその分オーソドックスな構成は、退屈しないでドキドキして見れる印象。
しかし後半はホラー色が徐々に顔を出し、物語の真相も終盤で一気に飛躍。確かに盛り上がりはあるがストーリーの強引さも隠せず、結果的にラストも稚拙なオチとなってしまった。
この映画、ケビン・コスナーのデビュー30周年記念作品だそう。そんな記念すべき出演作がこんなしょーもないB級オカルト映画って所が、今のコスナーさんの人気の堕落ぶりを象徴してるんだと思う。

監督:ルイス・ベルデホ
出演:ケビン・コスナー、イバナ・バケロ、ノア・テイラー、サマンサ・マシス
2009年  108分
原題:THE NEW DAUGHTER

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↑公開時に一部限定で配られた「特製ネストビール」です(笑)