ハードキャンディ | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ハードキャンディ

65点
『ジュノ』『インセプション』などのエレン・ペイジ主演作。強烈な題材のサスペンス映画。
32歳のカメラマンが、出会い系サイトで知り合った14歳の少女を自宅に招く。しかしその少女に騙され薬を飲まされて、自らの部屋に監禁される展開。
映画はほとんど2人の会話だけで進んでいくため、特に前半40分くらいは退屈そのもの。

しかし後半、徐々に顔を出す異常性は思わず顔をそむけてしまうシーンもちらほら。直接的なグロい描写は皆無だがこの恐い演出は非常に上手い。

撮影当時は19歳だったというエレン・ペイジ。19歳には全然見えない子供っぽい彼女の大人びた演技は見どころのひとつ。ラストまで見ても、いまひとつはっきりしない曖昧な描写が多いのも悪くない印象。
とは言ってもやはり2人だけの会話シーンばかりなので、思ったほど面白くなかったのも事実だが。

監督:デヴィッド・スレイド
出演:エレン・ペイジ、パトリック・ウィルソン
2006年  104分
原題:HARD CANDY

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