サンシャイン2057 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

サンシャイン2057

32点
『トレイン・スポッティング』『28日後...』『スラムドック$ミリオネア』でお馴染みダニー・ボイル監督作品。経緯は知らんが真田広之が出演している。
消滅間近の太陽を活性化させるため旅立った宇宙船の話。
太陽が衰退した理由や、滅亡寸前の地球の様子は一切描かれず、最初から最後までひたすら宇宙船内部の描写が続く。
人類を救うために旅立ったはずの宇宙船、しかし後半はなぜか個人同士の混乱した争いへと変わる。その辺実にダニー・ボイルらしい、人間関係を鋭く表現したサスペンス色濃い展開になっている。
けどだったら題材が宇宙である必要もなかった。地球滅亡という壮大な設定とは裏腹な、規模の小さいストーリー構成は正直安っぽい印象。映像は妙に金がかかっているが、ぶっちゃけあんまり面白くない。ボイル監督の悪い面が出てしまった作品。
あ、真田さんは脇役です(笑)

監督:ダニー・ボイル
出演:キリアン・マーフィ、ローズ・バーン、真田広之
2007年 108分
原題:SUNSHINE

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