ザ・ウォーカー | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ザ・ウォーカー

41点
戦争で焼け野原となった世界を描いた近未来アクション作品。デンゼル・ワシントン演じる主人公・イーライが悪人を次々倒しながら旅を続ける展開。
前半は北斗の拳やマッドマックスを彷彿させる世紀末ぶり。しかしそのわりにアクションシーンが圧倒的に不足しており、退屈な時間帯が長く続く。
終盤は一転、聖書をモチーフにした非常に奥深い内容。宗教色濃く説教臭いセリフもちらほら出てくるが、あれだけためらいもなく人をバサバサ殺してたんじゃ悟りは開けないだろ(笑)
ラストで明かされる意外な事実に関してはあまりにも強引過ぎて、理解するのにちょっと時間かかったなw
モノトーンを前面に出した映像を多用し、一見崇高と思わせる構成になっているが、メッセージ自体は幼稚で突っ込み所も多い。

監督:アルバート・ヒューズ
出演:デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマン、ミラ・クニス、ジェニファー・ビールス、マルコム・マクドゥエル、トム・ウエイツ
2010年  118分
原題:THE BOOK OF ELI

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