ヤギと男と男と壁と | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

ヤギと男と男と壁と

20点
妻の不倫をきっかけに、イラク戦争の取材に出かけるジャーナリストの話。現地で出会う胡散臭い「超能力部隊」を探る展開。
エスパー兵士役のジョージ・クルーニー。彼が回想シーンで見せる数々の扮装はファンなら見所のひとつ。
ただし他は欠点だらけの作品。
主人公記者役はユアン・マクレガー、そのためかジェダイやらダークサイドやらスターウォーズ用語がやたら出てくるのがまずウザい。
イラク戦火の模様は一切描かれず、ただひたすらクルーニーを中心としたゆる~い展開。現地の米軍や埃っぽい中東の市街地で、何の変哲もないやりとりが繰り広げられるのみ。ヤギを題材に使った意図も不明、ドラッグで締める終盤の構成も不快なだけ。ユニークな雰囲気を出そうとした努力も全てすべってる印象。はっきり言って何も面白くない。
こんなくだらない映画だが、キャストにはオスカー授賞俳優をズラリ揃えている。まさに無駄使い(笑)

監督:グラント・ヘスロヴ
出演:ユアン・マクレガー、ジョージ・クルーニー、ジェフ・ブリッジス、ケヴィン・スペイシー
2009年  93分
原題: THE MEN WHO STARE AT GOATS

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